
トランプ氏のWorld Liberty Financialが仮想通貨サミット前に2,000万ドル購入

トランプ大統領の家族が支援する分散型金融(DeFi)プロジェクト、World Liberty Financial(WLF)は、ホワイトハウス初の暗号資産サミットを3月7日に控え、その直前に2,000万ドル以上のデジタル資産を取得したことが明らかになった。
Bloombergの報道によれば、WLFに関連するデジタルウォレットがサミットの2日前に1,010万ドル相当のイーサ(ETH)、990万ドル相当のWrapped Bitcoin(WBTC)、および168万ドル相当のMovement NetworkのMOVEトークンを取得したという。 WLFは昨年9月、米大統領選挙の準備期間中にトランプ家によって設立され、完全稼働すれば、暗号資産保有者が中央集権的な仲介者を介さずに保有資産の売買や利息獲得を可能にすることを目指している。
しかし、このプロジェクトは物議を醸している。2月には、WLFが他のプロジェクトのトークン購入と引き換えに、自社のWLFIトークンの販売を検討しているとの報道があった。WLFはソーシャルメディアで「トークンの販売は行っておらず、通常の業務目的で資産の再配置を行っているだけだ」と釈明している。
今回の購入のタイミングは、3月7日に予定されているホワイトハウスの暗号資産サミットと一致しており、同サミットではトランプ政権の暗号資産政策、特にビットコイン(BTC)の準備金に関する計画が議題に上ると見られている。