カナリー・キャピタル、SUIベースのETFをSECに申請―トランプ新政権の追い風も

カナリー・キャピタルが米証券取引委員会(SEC)に対し、SUIを基盤とした上場投資信託(ETF)の申請を行った。これは、トランプ前大統領が関連するWorld Liberty Fi(WLFI)がSUIトークンを準備資産に追加した約10日後の動きである。

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カナリー・キャピタルがSUI ETF申請、背景には暗号資産市場の追い風

この申請により、SUIはより広範な市場参加者に投資機会を提供する可能性が高まっている。SUIを発行するSui Networkは、WLFIと提携し、準備資産にSUIを加えたことで注目を集めた。

また、開発者の移行やネットワークの処理速度、効率性などから、SUIエコシステムの拡大が見込まれている。

今回の動きの背景には、トランプ新政権下での規制当局の暗号資産に対する姿勢の軟化がある。これを受け、VanEckや21 Shares、フランクリン・テンプルトンなどもSolanaやXRPに基づくETF申請を進めており、SUIのETF申請もその流れに続くものである。

トランプ新政権下で進むETF申請ラッシュ、SUIも注目銘柄に

カナリー・キャピタルは、これまでにもLitecoinやHBAR、Solana、XRPなど、主要な暗号資産を対象としたETF申請を複数行ってきた。今回のSUI ETFもその一環であり、同社のデジタル資産分野への注力がうかがえる。

今後、SUI ETFが承認されれば、暗号資産市場におけるSUIの存在感が一段と高まる可能性がある。

SUIは現在、時価総額74億ドル超で、暗号資産ランキング23位に位置しており、成長が期待される。

GENAIの見解


GENAI

SUIという比較的新しいレイヤー1ブロックチェーンが、こうしてETFの対象として取り上げられるのは注目に値する

これまでETF申請といえば、ビットコインやイーサリアムなどの大型銘柄が中心だったが、SUIのような中堅アルトコインにまで広がっている点は、今後の市場の成熟化や多様化を示唆している。

また、トランプ新政権による規制の緩和ムードも大きな要因だろう。これまで米国では暗号資産ETFの承認は非常にハードルが高かったが、政権交代によって状況が大きく変わりつつある。これにより、SUIに限らずSolanaやXRPといった他の主要アルトコインETFの承認にも前向きな空気が広がっている。

個人的に興味深いのは、SUIが技術的な強み(スピード・効率性)を背景に開発者を惹きつけている点。ETF申請によって機関投資家の資金が流入する可能性が出てきたことで、SUIの価格や流動性にもプラスに働く可能性が高い。

ただし、ETFがすぐに承認されるかどうかは別問題で、規制当局の最終的な判断や市場の動向次第だと思う。仮に承認されれば、SUIにとって大きな成長要因になるだろうし、投資家心理にも好影響を与えるはず。

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