米国初のソラナ先物ETF、ナスダック上場へ－ボラティリティ・シェアーズが2銘柄投入

米国初となるソラナ先物ETFが21日、ナスダック市場で取引を開始する。発行元はETF専門のボラティリティ・シェアーズで、2種類のETF「SOLZ」と「SOLT」を同時に投入する予定である。

米国初のソラナ先物ETFがナスダック上場

このETF上場により、米国投資家はソラナ先物市場への新たなアクセス手段を手に入れることになる。

特にSOLTは2倍のリターンを狙うレバレッジ型であり、積極的な運用を望む投資家にとって魅力的な商品となる。これにより、ナスダック市場における暗号資産関連商品の多様化が進む可能性がある。

ソラナ市場と投資家への影響

今回のETF上場は、SECがソラナを事実上「コモディティ」と見なしていることを反映している。SECは現在、複数の資産運用会社から提出されている現物ソラナETFの申請について審査中であるが、その過程で先物型商品の上場が承認された格好だ。

ソラナ先物取引開始と市場動向

ボラティリティ・シェアーズは昨年12月にソラナ先物ETFを申請し、DTCCも先月SOLZおよびSOLTをリストに掲載していた。さらに、今週からはCMEでソラナ先物の取引も開始されており、初日の取引高は1,230万ドルに達した。

ソラナは、今回のニュースを受けて水曜日に5％上昇し、130ドルに達した。ただし、過去1カ月間ではトランプ政権の関税政策による市場の不安定化を背景に27％下落しており、投資家心理は依然として慎重である。

これまでビットコインやイーサリアムが先行してきた中で、ソラナがETFとしてナスダックに登場することで、投資家の選択肢が広がり、市場の成熟化が進むと感じます。

また、SECが暗黙的にソラナをコモディティと認めたという点も興味深いです。今後、現物型ソラナETFの承認にもつながる可能性があり、他の主要アルトコインにも波及するかもしれません。

さらに、レバレッジ型のSOLTも登場することで、短期的な値動きを狙うトレーダーにとっては新たな戦略の幅が広がります。全体として、ソラナおよび暗号資産市場への投資熱を再び高める材料になると考えます。