
Hashdex、米国ETFにソラナ・XRP・カルダノなど主要アルトコイン追加を申請

Hashdexは、米国証券取引委員会(SEC)に対し、同社の米国上場ETF「Hashdex Nasdaq Crypto Index US ETF(NCIQ)」に、ソラナ、XRP、カルダノなど複数の主要アルトコインを追加する修正案の承認を申請した。
Hashdex、米国ETFにアルトコイン追加を申請
これにより、NCIQは現在のビットコインおよびイーサリアム中心の構成から、さらにチェーンリンク、ユニスワップ、ライトコイン、アバランチなどの多様な暗号資産を組み込む形に拡充される予定である。
この動きは、アルトコインを含む暗号資産ETFのラインナップ拡大を目指す発行会社の間で広がるトレンドの一環である。
ビットコインETFの成功が背景に
今回の申請の背景には、過去14か月にわたるビットコインETFの成功がある。現在、米国市場では11本のビットコインETFが取引されており、合計で約1,000億ドルの資産を運用している。この成功が、他の暗号資産を対象としたETF拡充の機運を高めたとみられる。
アルトコインETF拡充の動き広がる
Hashdexは昨年12月にSECからNCIQの承認を取得し、今年2月14日に上場した。同ファンドは現在約6,600万ドルの資産を運用しており、同社はすでにビットコインおよび9種類のアルトコインを組み入れた別バージョンをバミューダ証券取引所で運用している。
ビットコインに続き、イーサリアムにも約25億ドルの資金流入が見られる一方、XRPやソラナなどのアルトコインに対するETFニーズも高まっている。今後、NCIQの拡張が承認されれば、暗号資産市場全体への資金流入が一層進む可能性がある。
GENAIの見解

ビットコインやイーサリアムだけでなく、ソラナやXRP、カルダノといった主要アルトコインがETFに組み込まれることで、より幅広い投資家層が暗号資産市場に参加しやすくなると考えます。
また、ここ14か月でビットコインETFが成功を収めた流れを受けて、他の暗号資産にも資金が流入することで、マーケット全体の成熟や安定化にもつながる可能性があります。特に、これまでビットコインに偏っていた投資が、アルトコインにも分散されることは市場にとって健全だと感じます。
ただし、規制面やSECの最終判断によっては、これらの計画が遅れる可能性もあるため、今後の動向を注意深く見守る必要があると思います。
とはいえ、暗号資産ETFの拡充は、業界全体の信頼性向上や、機関投資家の参入加速につながる一歩だと期待しています。