
Popcat/POPCATとは?特徴や将来性・有名になった理由などまとめて紹介!

プロトレーダー Trader Zのイチ押しポイント!
- Popcat/POPCATとは、Solanaチェーン基盤の猫ミーム系ミームコインの一つ
- 一時期猫ミームとして流行ったネットミームの猫をアイコンにした仮想通貨
- その猫ミームのキャラクターを使用したゲームや動画などが話題を呼んでいた
- コミュニティの熱気によって価格が左右される通貨と考えられる
- LPトークンの9割以上がバーンされ、運営や開発が自由に使える取り分はない状態
- コミュニティ主体で盛り上がりを演出したことで、コミュニティの熱気次第になる可能性がある

Popcat/POPCATは、内在的な価値のないただのトークンとしてコミュニティに愛されていますが、上にも下にも伸び代があると考えています。
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Trader Z
ディーリングアドバイザー
世界第3位の仮想通貨取引所であるMEXCのトレーダーランキングにおいて、常に上位にランキングされる世界有数のトレーダー。
2024年10月には1,229,864,919.71USDT(日本円に換算して 1920 億円)の取引を行い、第1位となる。2024年12月にGFA Capital社が行う暗号資産ディーリング業務のアドバイザーに就任。


監修 Trader Z
ディーリングアドバイザー
世界第3位の仮想通貨取引所であるMEXCのトレーダーランキングにおいて、常に上位にランキングされる世界有数のトレーダー。
2024年10月には1,229,864,919.71USDT(日本円に換算して 1920 億円)の取引を行い、第1位となる。2024年12月にGFA Capital社が行う暗号資産ディーリング業務のアドバイザーに就任。
Popcat(POPCAT)とは?
項目 | 情報 |
---|---|
正式名称 | Popcat(POPCAT) |
ティッカーシンボル | POPCAT |
ローンチ時期 | 2023年頃(コミュニティ主導で誕生したため正確な時期は不透明) |
対応チェーン | ソラナ |
通貨の種類 | ミームコイン |
公式サイト | https://www.popcatsolana.xyz/ |
公式SNS | X |
Popcatが誕生した背景
もともとの“Popcat”ミームは、2021年前後にSNS上で多くの人々にシェアされました。
コミュニティ主導で「Popcat.click」というクリックゲームが世界的に人気を博し、その熱気に便乗する形で非公式トークンとして立ち上がったのがPopcat(POPCAT)です。
正式なプロジェクトチームの存在ははっきりしておらず、コミュニティ有志の手によって運営や宣伝が続けられている点は他のジョークコインとも共通しています。
仮想通貨ジャンルと主な特徴
POPCATはいわゆる“ミームコイン”に分類されるトークンです。
ソラナチェーン上で発行されているため、トランザクション手数料の安さや処理速度の速さが期待できる設計となっています。
ただし、ミームを主な題材としている以上、実際に使えるユースケースや技術的な革新性はあまり重視されていません。
Popcatの公式でも「内在的な価値はない」とされています。
コミュニティからの支持とSNSでの話題性が価値を左右するため、極端に上下する価格変動が起こりやすい傾向があります。
Popcat(POPCAT)が有名になった理由
SNSでの拡散とコミュニティの成長
POPCATが注目を集めた最大の理由は、元ネタとなった猫のミーム自体が非常に有名で人気があったことです。
そのため世界各国のSNS利用者がこぞって画像や動画を共有し、ついには暗号資産の世界にも取り入れられます。
Popcat(POPCAT)が正式にローンチした際には、“ネタ”としての面白さを求めるユーザーたちがコミュニティを盛り上げました。
トークンに深い実用性がなくても、ネットの盛り上がりだけで相場に影響が生じるのはミームコインならではです。
ミームコインブームとの関連
2021年以降、ドージコインやシバイヌなどのミームコインが爆発的な人気を集めた背景があります。
多くの投資家やSNSユーザーが「次のミームコインは何か」と探し始めたタイミングで、可愛らしくインパクトのあるPopcat(POPCAT)が候補に上がりやすかったようです。
そうした相場全体のブームと相まって、POPCATにも投機的な資金が集まり、一時的に高騰する場面が見られました。
ただし、こうした盛り上がりは長続きしにくい面もあります。ブームの変化や他の新たなミームコインの登場によって一気に価格が下がる可能性も否めません。
Popcat(POPCAT)に関するニュース
大手取引所への上場情報
2025年4月までの間に複数の大手取引所がPOPCATの取り扱いを開始しています。
Coinbaseは上場基準を満たした資産を「Listing Roadmap(上場予定リスト)」として事前公表しますが、POPCATは2月上旬にそのリスト入りし、2月13日にはUSD建て現物取引が正式開始されました。
この発表を受けてPOPCATの価格は瞬く間に25%以上急騰し、一時は1枚あたり$0.33(約40円)近辺まで上昇しています。
大手取引所への上場は知名度と流動性を大きく向上させるきっかけとなる反面、投資家の短期売買が一気に増えて価格が乱高下するリスクも高まる場合があります。
最近の価格動向と出来事
価格面で見ると、2月の急騰後は全体として下落基調にあります。
例えばCoinbase上場直後に$0.34近辺まで上がった価格は、3月には$0.1台後半まで下落し、直近(4月上旬)では約$0.14前後で推移しています。
これは過去最高値(約$2.07)と比べると93%以上低い水準であり、ミームコイン特有の乱高下の激しさを物語っています。
事実、2024年11月中旬に$2を超える史上最高値を付けた直後から大量の売りに見舞われ、わずか10日で40%以上暴落する局面もありました
最近1ヶ月の動きでも、ロビンフッド上場発表時に短期的な上昇があったものの長続きはせず、全体的には調整局面が続いている点に留意が必要でしょう。
Popcat(POPCAT)の将来性・今後の展望
開発ロードマップとコミュニティの動き
POPCATは上述の通りコミュニティ主体で発展してきたプロジェクトであり、現在も公式のTelegramチャンネルには約1万9千人以上の参加者がいます。
またX(旧Twitter)やDiscord上でも有志による情報発信や議論が活発で、ミーム画像やファンアートが共有されるなどユーザコミュニティによる盛り上げ施策が続いています。
開発元のチームについては詳細な情報が公開されておらず、立ち上げは匿名の開発者グループによって行われたとされています。
そのため明確なロードマップや公式の将来計画といったものは確認できません。
しかし、前述のように主要取引所への上場やコミュニティの拡大など周辺環境はプラスに働いている要素もあります。
特に複数の大手取引所に上場済みである点は流動性や知名度の面で強みと言えますし、今後さらなる取引所に展開するための資金(トークンの6.9%保有)も確保されています。
これらはコミュニティが継続的にプロジェクトを成長させようとしている意思の表れとも受け取れます。
投資家が注目すべきポイント
POPCATを含めたミームコインは、高騰すれば急激に注目を集めますが、その勢いが失速すれば大幅な下落に見舞われやすいという特徴があります。
ミームコインとしての将来性はコミュニティの熱量頼みで不確実なのも事実です。
Uphold社のリサーチレポートでも「POPCATは実用的なユースケースや内在価値を持たないコミュニティ主導プロジェクトであり、その成功は分散型コミュニティの成長と熱狂に依存する。しかしそれらは予測が難しく、極めて高いボラティリティ(価格変動)につながり得る」と指摘されています。
元ネタの猫ミームを知っている層は親しみやすさを感じるかもしれませんが、実用性よりも話題性が価格に影響する仕組みである点は常に意識する必要があります。
Popcat(POPCAT)の過去の事件・トラブル
開発者とコミュニティの対立
立ち上げ初期に、開発者と思われる人物が独断でNFT販売を計画し、コミュニティが猛反発したことがあったといわれています。
この騒動によって一時的に価格が下落し、離脱する投資家が増加しました。
最終的にはコミュニティ有志の働きかけによって開発の権限移譲や計画の見直しが行われ、プロジェクトの継続にこぎつけた経緯があります。
こうしたトラブルは不透明な運営形態を背景としたミームコイン特有のリスクの一例です。
大幅な価格変動とリスク
2024年には一気に高騰した後、短期間で半値以下まで落ち込むなど、急激な相場変動が繰り返されました。
コミュニティの熱量が高いほど短期的な投資資金が集まりやすくなる反面、売り圧力も大きくなりがちです。
Popcat(POPCAT)に投資を検討するのであれば、過去の値動きをしっかり調べ、過度な期待を持たずに自己責任で判断することが望ましいと考えられます。
Popcat(POPCAT)とは まとめ
猫のミーム文化を発端として生まれたPopcat(POPCAT)は、コミュニティが主導するミームコインの代表例として存在感を示してきました。
大手取引所への上場を果たすほどの知名度を得た一方、トークン自体に機能的な革新があるわけではないため、価格はコミュニティの盛り上がり次第といえます。
将来的な展望を語るには時期尚早という見方もありますが、新しい企画やパートナーシップなどが発表されれば再度注目を浴びるかもしれません。
投資を考える方は、安易に「必ず上がる」と考えるのではなく、最新のニュースやコミュニティの動向を慎重にチェックしながら、ミーム文化特有のハイリスクな要素を理解した上で判断することが大切です。