
Floki Inu/FLOKIとは?将来性・特徴・買い方をプロトレーダーが解説!

プロトレーダー Trader Zのイチ押しポイント!
- Floki Inu/FLOKIとはイーロン・マスク氏の愛犬の名前にちなんで作成されたミームコイン
- イーロンマスク氏が迎えた新しい柴犬の名前が「Floki」
- Floki Inuはミームコインにとどまらず、幅広い経済圏を目指している
- DeFiやステーキング・GameFiなど経済圏拡張のため、さまざまなプロジェクトを展開
- メタバースゲーム×ミームコインプロジェクトとして作成されたValhalla(ヴァルハラ)
- ステーキング機能や初心者を教育する「University of Floki」などユーザーの幅も広く取り囲んでいる
- FLOKIの今後・将来性はこのエコシステムが完成するかどうかに左右されるとしている
- だが、ミームコインでもなく、実用化されるコインでもないため強みがいまいちわからない
- 経済圏が完成・拡大されたとして、本格的な需要がそこにあるかはまた別の話になる

Floki Inu/FLOKIは、イーロンマスク氏の柴犬の名前から付けられた仮想通貨です。
度々イーロンマスク氏の犬の画像のツイートで犬系コインの価格が上昇していましたが、そのうちの銘柄の一つです。
経済圏を拡張させることを目的としており、そのために初心者から上級者まで使用するプラットフォームやツールを作成しています。
\日本円の入出金・仮想通貨の送金手数料無料!/


Trader Z
ディーリングアドバイザー
世界第3位の仮想通貨取引所であるMEXCのトレーダーランキングにおいて、常に上位にランキングされる世界有数のトレーダー。
2024年10月には1,229,864,919.71USDT(日本円に換算して 1920 億円)の取引を行い、第1位となる。2024年12月にGFA Capital社が行う暗号資産ディーリング業務のアドバイザーに就任。


監修 Trader Z
ディーリングアドバイザー
世界第3位の仮想通貨取引所であるMEXCのトレーダーランキングにおいて、常に上位にランキングされる世界有数のトレーダー。
2024年10月には1,229,864,919.71USDT(日本円に換算して 1920 億円)の取引を行い、第1位となる。2024年12月にGFA Capital社が行う暗号資産ディーリング業務のアドバイザーに就任。
Floki Inu(FLOKI)とは?概要
- イーロン・マスク氏が飼い始めた犬の名前「Floki」を由来とするミームコイン
- ただのネタに留まらず、DeFiやメタバースゲームなどの新しいプロジェクトを複数進めている
- 世界各地で展開した広告が話題になり、一躍有名になった
項目 | 内容 |
---|---|
正式名称 | Floki Inu |
ティッカーシンボル | FLOKI |
ローンチ時期 | 2021年6月 |
対応チェーン | イーサリアム (ERC-20) バイナンス スマートチェーン (BEP-20) |
通貨の種類 | ミームコイン |
公式サイト | https://www.floki.com/ |
公式SNS | X (Twitter): @RealFlokiInu Telegram: Floki Inu Official Discord: Floki Official Discord |
Floki Inu(FLOKI)は「犬」をモチーフにしたミームコインの一種ですが、誕生当初からコミュニティの熱量が高いことが特徴です。
イーロン・マスク氏がSNSで「新しい柴犬を迎えた。名前はFloki」とツイートしたのがきっかけで生まれ、すぐに世界中の暗号資産トレーダーが注目する存在になりました。
マスク氏はDogecoinを盛り上げた人物としても知られていますが、それに続く「犬系コイン」の流れがフロキ・イヌに波及した形です。
単なるミームで終わらず、メタバースゲームや分散型金融(DeFi)を巻き込みながら本気でエコシステム構築を進めている点が、他のミームコインとの大きな違いと言えます。
過去にはロンドン地下鉄やバスへの派手な広告出稿が話題を呼び、その後ヨーロッパのサッカークラブともスポンサー契約を結ぶなど、マーケティングの大胆さも際立っています。
Floki Inu(FLOKI)の特徴・基本情報
プロジェクトの成り立ちと目的
- イーロン・マスク氏の犬「Floki」に触発されたコミュニティが立ち上げた
- 単なるネタコインから脱却したいという意図があり、実用性を意識したプロダクト開発を続けている
- 大勢のユーザーが気軽に利用できる土台を目指している
誕生のきっかけ
Floki Inuは、2021年頃にイーロン・マスク氏が「私の犬の名前はフロキだ」とSNSで公表した直後に作られました。
暗号資産市場では、マスク氏の言動がたびたび価格に影響を与えることはよく知られていますが、Floki Inuの誕生はまさにその典型例といえます。
開発を担うエンジニアや初期参加者たちは「ミームコインでありながら独自の世界観を作ろう」と意気込み、コミュニティ主導でプロジェクトを拡大させてきました。
誕生直後は、価格が大きく乱高下することが度々ありました。
これは注目度の高さから投機目的で飛び込む人が多かったからですが、その後は少しずつ長期視点で応援するユーザーも増えてきたようです。
早い段階でディスコードやテレグラム、ツイッター上で活発なコミュニティが形成され、「The People’s Crypto(人民の暗号通貨)」というフレーズがしばしば使われるようになりました。
FLOKIの理念
Floki Inuのコミュニティは、当初から「ただのジョークコインには終わらせない」という意志を示しています。
ミーム特有の親しみやすさを武器にしつつも、ブロックチェーン技術を活用したメタバースゲーム(Valhalla)や分散型金融(DeFi)のプラットフォームなど、具体的なプロダクトを生み出す計画を公表しました。
教育プラットフォームの開発構想もあり、新規ユーザーの受け皿になるような設計も視野に入れているようです。
このような姿勢は、ほかの犬系コインとの明確な差別化につながっているかもしれません。
実際、Floki Inuは誕生から短期間で世界の認知を広げただけでなく、大手取引所への上場やステーキングサービスとの連携などにも成功しています。
今後もコミュニティの拡張と新機能追加が続けられる見通しで、ミームコインらしからぬ真面目さを感じさせる場面が多いです。
技術的特徴とユーティリティ
- イーサリアムとバイナンススマートチェーンの両方で発行
- 大規模な意思決定をコミュニティ投票によって行うDAO方式を採用
- DeFiやNFT関連のサービスを次々と提供する計画が発表
マルチチェーン対応
Floki Inuは最初から複数チェーンでの運用を想定して発行されました。
具体的には、ERC-20(イーサリアム)とBEP-20(バイナンススマートチェーン)の二種類のトークンが存在し、それぞれ同じ「FLOKI」というティッカーシンボルを持ちます。
ユーザーはブリッジ機能を利用することで、両チェーン間を1:1で移動させることが可能です。
多くのミームコインは単一のチェーンでしか発行されていないケースが多いので、この時点でFloki Inuは少し先進的な設計といえます。
チェーンを跨ぐメリットは、ユーザーが混雑度や取引手数料を考慮して自分に合ったブロックチェーン上でFLOKIを使える点にあります。
イーサリアムは開発エコシステムが充実している一方でガス代が高騰しがちです。そしてBSCは手数料が安いものの一部のDeFiが未成熟といった特徴があります。
Floki Inuは状況に応じて使い分けたいユーザーをターゲットにし、相互にブリッジしていける仕組みで利便性を高めようとしているわけです。
コミュニティ重視のDAO
Floki Inuが注目を集めるもうひとつの理由は、分散型自律組織(DAO)の仕組みを取り入れていることです。
大規模なトークンバーンの提案や、トランザクション税率の引き下げなど、普通は開発チームだけで決めてしまいそうな重要事項を、あくまでコミュニティ投票で決定するシステムを導入しています。
2023年初頭に行われたバーン投票はその好例で、大量のFLOKIを焼却することで希少性を高めるかどうかをトークン保有者が決めました。
このようなDAO型の運営は、透明性を高めるだけでなく、ユーザー同士の結束力を強めます。
実際、多くの投票が圧倒的多数の賛成で可決されており、Floki Inuは「単なるミーム」ではなく、「みんなで育てるプロジェクト」という認識を広く持たれるようになっています。
Floki Inuが有名になった理由
- マスク氏が犬の写真を投稿すると価格が急騰することが何回か起きた
- ロンドンの公共交通機関に掲出した広告が物議を醸し、結果的に一般メディアで報道される
- サッカーやクリケットなど複数のスポーツチームにスポンサー契約をしている
イーロン・マスク氏の影響
イーロン・マスク氏は暗号資産市場に大きな影響力を持つ人物で、Dogecoinをはじめとする「犬系コイン」の話題を広めた立役者とも言われています。
Floki Inuの名前の由来がマスク氏の愛犬であることは大きなインパクトを持ち、彼がちょっとした写真やコメントをSNSに投稿するだけで、Floki Inuの価格が急上昇したこともありました。
もちろん、マスク氏がFLOKIそのものを直接宣伝しているわけではありませんが、彼のツイートやアイコンの変更などは暗号資産コミュニティにとってシンボリックな出来事になりがちです。
DogecoinやShiba Inuでも同様の事象が見られましたが、Floki Inuは特に「飼っている犬の名前そのまま」という直接的なつながりが話題性を高めました。
大型マーケティングとスポンサーシップ
Floki Inuが一気に話題を集めたもう一つのきっかけは、大胆な広告戦略でした。
ロンドン地下鉄やバスに「Missed Doge? Get Floki」という刺激的なフレーズを掲げたポスターを貼りだしたところ、イギリスの広告規制当局が「投資を煽っている」と問題視して掲載禁止になりました。
このニュースは一気に一般紙でも報じられ、「Floki Inuとは何か」という興味が世界的に広がるきっかけとなりました。
加えて、スペインのカディスCFやイタリアのSSCナポリなど、欧州サッカークラブとのスポンサー契約も締結しており、ユニフォームにFLOKIロゴが掲出されることが話題を呼びました。
スポーツ分野へのスポンサー活動はグローバルな観客へ直接アピールできるため、暗号資産プロジェクトがマーケティング手段として積極的に活用しています。
Floki Inuの場合も、サッカーをはじめインドのクリケットリーグなど複数のスポーツシーンに露出し、世界各地域での認知度向上に貢献しているようです。
Floki Inuに関するニュース
メタバースゲーム「Valhalla」の進捗
Floki Inuは「ミームコイン×ゲーム」という新しいコンセプトを実現するため、Valhallaというメタバースプロジェクトを立ち上げました。
ブロックチェーンゲームでは珍しくなくなったPlay to Earn(P2E)モデルやNFTキャラクターの発行といった仕組みを取り入れることで、ゲーム内経済をFLOKIトークンと結びつける狙いがあります。
2025年4月現在、テストバージョンの評価が順調に進んでいると公式から報告があり、ゲーム内で使われるNFT要素やバトルシステムなど、かなり具体的な段階に入っているようです。
投資家の中にはValhallaが本格的に稼働し、ユーザー数が増えれば、FLOKIトークンの需要がさらに高まるかもしれないと期待する声もあります。
一方で、実際にユーザーが多く集まるかどうかや、ゲームとしてのクオリティは未知数な部分もあり、リスクと期待が交錯している状況と言えます。
主要取引所上場やパートナーシップの動向
Floki Inuは、これまでに複数の大手取引所へ上場しており、投資家にとって流動性が高い銘柄になりつつあります。
特に2023年5月にBinanceに上場した際は、FLOKIトークンの取引量が急増して市場の注目度も一段と高まりました。
その後もOKX、KuCoinなどの主要取引所に次々とリストされ、現在では世界中のユーザーが手軽にFLOKIを購入できる環境が整っています。
ウォレットサービスとの連携では、MetaMaskやTrust Walletなどの有名ウォレットに公式対応しており、ユーザーは簡単にFLOKIトークンを保管・送受信できます。
さらに「.floki」という独自ドメインサービスにも力を入れており、長い英数字のアドレスではなく短い文字列で送金できるようなシステムを提供し始めています。
このような取り組みは初心者にも親しみやすいユーザーエクスペリエンスを提供する可能性があり、Floki Inuの世界観をより広い層に届けることを目指しているようです。
Floki Inuの将来性・今後の展望
- 教育プラットフォーム「University of Floki」といった新構想に注力し、初心者ユーザーも入りやすい環境になっている
- 価格変動が激しく、短期売買による投機的な動きが起きやすい銘柄
- 開発計画が予定通りに進まない可能性もあるため、可能性を感じている場合でも余裕資金での投資が推奨される
エコシステム拡充に向けた取り組み
Floki Inuは、メタバースゲームのほかにも分散型金融(DeFi)の領域で様々なサービスを開発しています。
FlokiFi Lockerというプロダクトでは、LPトークンやNFTを安全にロックする機能を提供し、プロジェクトの信頼性を高める仕組みを整えました。
さらにステーキングや融資、担保などDeFi特有の機能を拡張する計画もあり、単なるミームコインにとどまらない姿勢が見て取れます。
教育プラットフォームの「University of Floki」は、ブロックチェーンの基礎からトークン運用の方法までを学べるようにする構想とされています。
暗号資産に不慣れな初心者向けの無料コースも用意する予定で、学習コンテンツを充実させることで、新規参入者がまずFloki Inuコミュニティに足を運んでくれる流れを作りたいという狙いがあるようです。
実際にこうした分野で成功すれば、フロキ・イヌが「ミームコインの枠を超えた総合プラットフォーム」としての地位を築く可能性もあります。
さまざまなエコシステム拡充に向けた取り組みがあり、ミームコインらしからぬ成長を遂げていますが、逆に言えばミームコインとしては成熟し切ってしまった可能性もあります。
もし億り人やミームコインのような上昇幅を見たい場合は、Raydiumなどに上場しているミームコインや、にゃんまるコインなどの新興ミームコインの方が向いているかもしれません。
リスクと投資判断のポイント
Floki Inuには将来に期待できる要素が多い反面、いくつかのリスクが存在します。
ミームコインとして認知度が高い一方で、SNSやインフルエンサーの発言ひとつで価格が急騰・急落する傾向があります。
初心者の方が安易に大きな資金を投入すると、短期間で想定外の損失を被るリスクも否定できません。
また、Floki Inuが掲げるロードマップは非常に広範囲で、ゲーム、DeFi、NFT、教育プラットフォームと複数の分野を同時並行で進めようとしています。
これらすべてが予定通りに完成し、継続的にユーザーを獲得していけるかどうかは分かりません。
投資を検討する場合は公式アナウンスやコミュニティの意見交換の場などをこまめにチェックし、疑問点があれば情報を補完してから判断することが賢明です。
Floki Inuの過去にあった事件や話題
- 「Missed Doge? Get Floki」という挑発的な広告が、英国の当局から規制される
- ニュースで報じられたため、かえってFloki Inuの知名度が爆発的に向上した
- 大量のFLOKIを焼却して供給量を減らす提案がDAO投票で通過し、実際に実行された
- これに伴い一時的に価格が上昇し、再び投資家の注目を集める出来事になった
ロンドン広告の禁止騒動
Floki Inuの名前を世界的に広めた出来事として、2021年末から2022年にかけて行われた広告キャンペーンが挙げられます。
ロンドンの地下鉄やバス車両内に多数のポスターを貼り、「Dogeを逃したならFlokiを手に入れよう」というメッセージで投資家心理を煽ったため、広告規制当局(ASA)から「投資を推奨する不適切な広告表現だ」として撤去命令が下りました。
この一連の騒動はイギリスの一般紙やテレビニュースでも取り上げられ、結果的に「Floki Inu」という名前が暗号資産を知らない層にも届く機会になりました。
コミュニティは「一歩踏み込みすぎた広告だったかもしれないが、注目されるために手段を選ばなかった」という捉え方をしているようです。
皮肉なことに、これがきっかけでFloki InuのSNSフォロワー数が急増し、コミュニティの母体が大きくなったという指摘もあります。
大規模バーンとコミュニティの反応
Floki Inuには膨大な数のトークンが発行されており、その一部はチェーン間ブリッジにロックされていた時期がありました。
2023年に入ってから、このブリッジにロックされていたトークンを焼却する案がコミュニティで提起され、DAO投票に付されました。
投票結果は圧倒的多数の賛成となり、最終的には4兆枚を超えるFLOKIがバーンされることが決定し、実行されます。
多くのミームコインや小規模アルトコインでは、運営側が独断でバーンを行うことも珍しくありませんが、Floki Inuは「コミュニティ投票で決める」という姿勢を打ち出した点が好意的に受け止められました。
バーンの影響で希少価値の上昇が見込まれたこともあって、価格が一時的に大きく上昇し、取引量も急増した時期があります。
Floki Inuが取り入れているDAO型の意思決定が良い方向に働いた象徴的な出来事といえるでしょう。
Floki Inuとは まとめ
Floki Inu(FLOKI)はイーロン・マスク氏の愛犬の名前を由来とするミームコインとしてスタートしましたが、ただのネタで終わることを良しとせず、メタバースゲームやDeFi、教育プラットフォームなど多方面にわたるサービスを展開しようとする点が大きな特徴です。
ロンドンの公共交通機関での広告が取り下げられる騒動や、欧州サッカークラブへのスポンサー契約など、大胆なマーケティング施策によって瞬く間に世界中で認知されました。
とはいえ、ミームコインの特性上、価格変動が非常に激しく、ニュースやSNSの動向次第で大きく上下する可能性があります。公式ロードマップで多くのプロジェクトが予定されているものの、すべてが順調に進む保証はありません。
投資を検討する場合は、Floki Inuが公表している開発状況やコミュニティの議論を継続的に確認しつつ、余裕を持った資金管理を心がけることが大切です。