Raydium(レイディウム)とは?Solana最大級DEXの特徴・RAYトークン・最新ニュースを徹底解説

プロトレーダー Trader Zのイチ押しポイント!


  • Raydiumとは、Solanaチェーン上で最大級のDEXで現物取引量が一番多いDEX
    • 約定スピード・取引コスト・ガス代等どれをとっても高水準のため、トレーダーに人気の高いDEX
    • 2024年のミームコインブームにおいて、多くのトークンが上場したため取引量が増加
  • 高い時価総額を誇る基軸通貨RAYとRaydiumは一心同体とも言える
    • Raydium利用時の各種手数料の一部はRAYの買い戻しに使われる
    • そのため、Raydiumが利用されればされるほど、RAYの買い戻し額も大きくなる
  • Raydiumは現物取引以外の取引サービスが追加されている
    • 2025年2月5日時点で無期限先物取引(パーペチュアル取引)のベータ版をリリース
    • Pump.funが開発している独自AMMが稼働すれば、大きな競合相手になる可能性が高い
Trader Z

GFA株式会社の投資しているにゃんまるコイン(NYAN)もRaydiumに上場しています!

Trader Z

ミームコインの上場先の一つとして最近力を伸ばしていますが、ミームコインの上場先として最も有名なPump.funでもAMMというDEXにとって大事な取引のためのツール開発が進んでいるため、現物取引のRaydium一強の時代に変化が起こるかもしれません。

Trader Z
ディーリングアドバイザー

世界第3位の仮想通貨取引所であるMEXCのトレーダーランキングにおいて、常に上位にランキングされる世界有数のトレーダー。
2024年10月には1,229,864,919.71USDT(日本円に換算して 1920 億円)の取引を行い、第1位となる。2024年12月にGFA Capital社が行う暗号資産ディーリング業務のアドバイザーに就任。

監修 Trader Z
ディーリングアドバイザー

世界第3位の仮想通貨取引所であるMEXCのトレーダーランキングにおいて、常に上位にランキングされる世界有数のトレーダー。
2024年10月には1,229,864,919.71USDT(日本円に換算して 1920 億円)の取引を行い、第1位となる。2024年12月にGFA Capital社が行う暗号資産ディーリング業務のアドバイザーに就任。

目次

Raydiumの基本情報

項目内容
正式名称Raydium(レイディウム)
公式サイトhttps://raydium.io
ローンチ時期2021年2月21日(メインネット開始)
分類分散型取引所(DEX)
ブロックチェーンSolana(ソラナ)
仮想通貨シンボルRAY
時価総額(最新)約4億9300万ドル(2025年3月時点推定)

RaydiumはSolanaエコシステムで最も代表的なAMM(自動マーケットメイカー)型の分散型取引所の一つです。

2021年初頭にメインネットで稼働を開始し、Serum(現在のOpenBook)との連携や、独自トークンRAYの発行などを通じてSolana上のDeFiを牽引してきました。
イーサリアム系のプラットフォームと比べてガス代や取引スピードの面で優位性を持つことから、多くのトレーダーや流動性提供者が集まりやすい土壌を築いてきたのも特徴です。

最近では、現物取引だけでなくパーペチュアル先物やローンチパッド(AcceleRaytor)など、DeFiユーザーの多様なニーズに応えるサービスを拡充しています。
こうした総合力と柔軟な対応によって、RaydiumはSolanaの主要インフラ的存在へと成長し続けていると言えるでしょう。

Raydiumの特徴を3つ紹介

この章の要約
  • 高速なトランザクションと低い取引コストが魅力
  • AMMとオーダーブックを組み合わせたハイブリッド構造(現在はOpenBook連携の継続を模索)
  • イールドファーミングやローンチパッドを通じた多様な資産運用が可能

ハイブリッドAMMとオーダーブックの融合

Raydiumが注目を浴びた大きな理由は、AMM方式※1で集めた流動性をオーダーブックに流し込み、さらなる価格発見能力を高めていた点にあります。

Serumの停止に伴いOpenBookへの移行が進んでいる今でも、かつてのようにプールを外部板へ接続するアーキテクチャはRaydiumの大きな強みといえるでしょう。
AMMの自動価格調整機能に加えて板取引の精緻な注文管理を部分的に活用できるため、ユーザーは大量の資金を動かす際でも比較的安定したレートで約定しやすい利点を享受できます。

一方、SerumからOpenBookへ連携先が移り変わる過程では、ハッキングリスクや一時的な流動性低下といった課題も露呈しました。
しかしRaydiumチームはコミュニティガバナンスを通じた迅速な対応を行い、できるかぎり安全性を確保するアップグレードに取り組んでいます。

その姿勢がRaydiumの信頼に繋がり、現在の地位を守り抜く重要な要因となりました。

※1AMM(自動マーケットメイカー)方式とは、分散型取引所(DEX)で頻繁に採用される取引の仕組みの一つです。一般的な取引所では「注文を出す人(売り手・買い手)」をマッチングして価格を決めますが、AMM方式ではあらかじめ流動性プール(Pool)と呼ばれる「仮想通貨同士を一定割合で入れておく場所」が用意されていて、ユーザーはそのプールと直接トレードを行います。

以下は具体的なイメージです。

  1. 流動性プールにトークンを預ける(流動性を提供する)人たちがいます。
    たとえば「Aトークン」と「Bトークン」を一定の比率でプールに入れておくと、そこに格納されているトークンの総量が“資金のかたまり”として機能します。
  2. トレードをしたい人は、プールからトークンを購入したり、プールにトークンを売ったりします。
    その時の交換レート(価格)は、スマートコントラクト(プログラム)であらかじめ定められた数式アルゴリズムに基づいて計算されます。
  3. 流動性提供者(LP)は、自分たちがプールに預けたトークンが使われることで得られた取引手数料の一部を受け取る形で報酬を獲得します。

Solana上で実現する高速・低コスト取引

RaydiumがSolana上に構築されていることも特徴の一つです。
Solanaのネットワークは非常に高いスループット(1秒あたり数千件以上のトランザクションを処理可能)を誇り、トランザクション手数料もごくわずかに抑えられます。

イーサリアム上の主要DEXと比較すると、混雑時でもガス代が高騰しづらく、トレーダーは気軽にスワップや流動性提供を繰り返し実行できます。
こうしたユーザー体験の良さが、RaydiumをSolana最大級のDEXに押し上げた背景といえるでしょう。

高速かつ安価な処理を好むのは個人トレーダーだけではありません。
投資ファンドやマーケットメイカーといった大口プレイヤーも、安定して大量の注文をさばける基盤としてRaydiumを利用する傾向が強まっています。

その結果、メジャーな通貨ペアに流動性が集中し、スリッページを低減しながら多様な資産の交換が可能な環境が形成されました。

イールドファーミングやAcceleRaytor

Raydiumではトレーダー向けのスワップ機能だけでなく、資産を長期運用したいユーザー向けにイールドファーミングの仕組みを提供しています。

ユーザーは流動性プールへ資産を預け入れることで、取引手数料やRAYトークンなどの報酬を獲得可能です。
さらに、新しいプロジェクトがトークンをローンチする際には「AcceleRaytor」を通じてIDO(Initial DEX Offering)を行い、必要な流動性をRaydium上で一括提供できる仕組みも整っています。

流動性をプールしながら、新規トークンセールで一足早く資産拡大を狙いたい投資家にとって、このローンチパッド機能は大きな魅力です。

既存のDeFiプロトコルにはない多彩な機能を一つのプラットフォームにまとめることで、Raydiumは総合的なDeFiハブとして着実にユーザー層を広げています。

Raydiumを利用するメリット3選

この章の要約
  • 低コスト・高速トランザクションを活かした頻繁なスワップが可能
  • 大口でも安心して取引できる厚い流動性
  • 新規トークンのローンチや報酬獲得機会に優れた環境が整備されている

低コストと高トランザクション速度

何度も繰り返しますが、Raydiumの最大の利点は、Solana上に構築されたことによる低コストかつ高速なトレード体験にあります。

混雑時でもガス代の高騰をあまり気にせず、柔軟に取引を行えるため、頻繁にトークンをスワップする投資家やボットトレーダーにとってストレスフリーな環境が整っています。
これにより、小口〜中口の投資家だけでなく、多数の取引を自動化するアルゴリズムトレーダーまでも取り込むことに成功し、結果としてプラットフォーム全体の流動性向上にも繋がりました。

また、板取引を併用するハイブリッド構造によって、一時的に注文が殺到しても素早くマッチングが行われる点も魅力です。

ユーザーは余分な待ち時間を要さずスワップやリバランスができるため、市場変動に敏感な取引戦略を取りやすい利点があります。

豊富な流動性と少ないスリッページ

Raydiumには、Solana上で発行される主要トークンが多く集まっています。
SOLやUSDC、USDTといった通貨ペアだけでなく、ミームコインやNFT関連トークンなども流動性プールが充実し、取引量が安定しているのが特徴です。

流動性が薄いと取引を成立させるために価格が大きく動いてしまうスリッページが発生しやすいですが、Raydiumの場合は大口注文にも対応できるだけの板厚を確保できているケースが多々あります。

この背景には、Raydiumが早期にSolanaの主要プロジェクトを取り込みながら、流動性マイニング報酬を積極的に分配してきた戦略があります。多くのユーザーと流動性提供者が集まることでさらなる流動性が誘発される好循環が生まれ、結果として誰でも安心して売買できるプラットフォームへと成長を遂げました。

新規トークンのローンチ機会と報酬獲得

Raydiumでは新興プロジェクトがトークンのIDOを行いやすい環境が整っています。
AcceleRaytor(ローンチパッド)を通じて初期売り出しが行われると、Raydium上のプールに資金が集まり、新規トークンの価格発見がスムーズに進む仕組みが確立しているのです。

いち早く有望トークンを入手し、その後の値上がりを狙いたい投資家にとってRaydiumは最適な場所といえます。

加えて、RAYトークンやその他の報酬を通じて複利運用を図りたいユーザーには、流動性プールの活用やステーキングといった手段が豊富に提供されています。
報酬目当ての投資家が一定数居続けることでプラットフォームの流動性が保たれ、Raydiumに参加するすべてのユーザーに恩恵が分配されるわけです。

仮想通貨RAYの概要と特徴を紹介

RAYの基本概要

RAYはRaydiumのガバナンストークンであり、プロトコル内の手数料収益の一部を使った買い戻しメカニズムを持つ点が大きな特徴です。

RAY保有者はステーキングやファーミングによって追加のトークンを獲得したり、将来的なガバナンス投票に参加したりできます。
Raydiumが使われれば使われるほどRAYの買い戻しが活性化し、結果的に市場流通量を抑制する可能性があるため、トークンの長期価値を期待するホルダーも少なくありません。

RAY/USDCやRAY/SOLといったペアも主要取引の一角を占めており、流動性が比較的高いのも魅力です。
こうした主要ペアに資産を置いておけば、ガバナンストークンを保有しながら同時に取引報酬を得られるメリットがあり、Raydiumを深く活用したい投資家には有効なオプションとなります。

RAYのステーキングとガバナンス

RAYトークンを公式サイトのステーキング機能でロックすると、その対価として追加報酬を得られる可能性があります。期間限定で行われる特別なキャンペーンでは、高い年利が設定される場合もあり、積極的に活用するユーザーが多く見られます。

単なるリワードだけでなく、将来的にはRAY保有者によるガバナンス投票も活発化し、プロトコル方針を左右する重要な力を持つようになる可能性があります。

このようにRAYトークンの保有者はコミュニティを支えながらプロトコルの成長に参加できる立場にあり、その利点は純粋な投資目的だけでは語り尽くせません。民主的な運営を志向するDeFiプロジェクトの一環として、Raydiumは開発チームとコミュニティが共創していくプラットフォームを目指しています。

RAYをステーキングした時の価格より下がってしまう(原本割れ)する可能性もあるため、注意が必要です。

RAYの将来性とリスク

RAYの将来性は、SolanaおよびRaydiumの発展度合いと密接にリンクしています。今後Solanaがさらなるユーザー数の拡大に成功し、Raydiumが取引量や機能面で他チェーンの競合DEXに劣らない水準を維持すれば、RAYの需要も高まるでしょう。
一時期あったFTXの資金問題やCEXの倒産など、環境によって将来性が高くなる場合も0ではありません。

ただし、暗号資産市場は価格変動が激しく、DeFiプロトコルに対するハッキングリスクやレギュレーションの問題なども存在します。

特に2022年のハッキング事件では資金流出が発生し、チームがコミュニティ投票を経て補填を行った事例があります。このようにプロトコルレベルでリスクを最小化する仕組みが整備されていても、予期せぬトラブルが起きた際にはRAY価格やユーザーの信頼に影響が及ぶ可能性があるため、ホルダーは常に最新情報を追うことが重要です。

なぜRaydiumはここまで有名になったのか

Solanaエコシステムの急拡大

Raydiumが一気に有名になった背景には、Solanaというブロックチェーンそのものの急成長が大きく影響しています。イーサリアムのガス高問題などを回避したいユーザーがSolanaに流入し、NFTやミームトークン、そしてDeFiプロジェクトが急増した結果、取引量が爆発的に増えたのです。

その流動性を受け止めるDEXとしてRaydiumは絶好のポジションにあり、安定したプラットフォームと豊富な流動性を提供し続けることで、ユーザーの支持を着実に獲得しました。

また、ローンチ初期からSerumのオーダーブックとAMMを組み合わせるという差別化戦略が奏功し、他チェーンのDEXにはない「高速・低コストで流動性が厚い」というメリットを前面に打ち出せたことも成功要因です。
先行者優位を生かして、Solanaで新たに立ち上がるプロジェクトの多くを取り込み、トップDEXとしての座を維持してきました。

技術力とコミュニティの対応力

Raydiumチームの開発スピードとコミュニティ対応の柔軟さも、人気を支える柱となっています。
2022年末のハッキング事件では約450万ドル相当が流出しましたが、コミュニティ投票を経て被害補填に取り組むなど、可能な限りユーザーの損失を食い止める努力が行われました。

こうしたトラブル対応を通じて、Raydiumは「利用者を軽視しないプロジェクト」という印象を与え、Solana上の他プロトコルにも良い影響を与えています。

さらに、Serumの停止やOpenBookの立ち上げといったSolanaエコシステム内で起きた大きな変化にも適応しながら、Raydiumは流動性の維持に奔走してきました。
この間、AMMコントラクトの改修やセキュリティ監査、パーペチュアル先物などの新機能追加が矢継ぎ早に進められ、常にユーザーが安心して使えるプラットフォームであり続ける姿勢を示しています。

Raydiumの最新ニュース(2025年3月時点)

Pump.funの独自AMM開始の噂

メムコインローンチプラットフォームとして人気を集めるPump.funが独自AMMを開発中との情報が流れ、Raydiumの流動性を脅かす可能性が指摘されています。
これまでPump.fun発のトークンがRaydium上にプールを作り取引される流れが主流でしたが、自前のAMMが稼働すれば必ずしもRaydiumへ依存する必要がなくなるため、プラットフォーム間の競争が一段と激化することが予想されます。

RAYの価格は噂が広まった直後に25%以上急落したものの、主要ペアの流動性や総取引量への大きな影響は今のところ限定的だという見方もあります。

(ソース)

  • Cointelegraph(2025年2月24日): Pump.funが独自AMMをテスト中との報道でRAY下落

(h3) パーペチュアル先物サービスのベータ版リリース

Raydiumは現物スワップに加え、先物取引(パーペチュアル契約)のベータ版を2025年初頭にスタートさせました。
レバレッジ取引を望むユーザーにとって、Solana上で高速にデリバティブを扱える場所は貴重であり、リリース後まもなく日次取引高が1億ドルを突破するほどの盛況ぶりを見せています。

今後正式リリースに至れば、更にレバレッジを求めるトレーダーや機関投資家を取り込む余地があり、Raydiumのエコシステム全体の収益増加に貢献する可能性があります。

(ソース)

  • CoinDesk(2025年2月5日): Raydiumがパーペチュアル取引のベータ版を開始し、日次取引高1億ドルを達成

Raydiumとは まとめ

RaydiumはSolanaを代表するDEXとして、スワップ機能だけでなくデリバティブやローンチパッドなど、幅広いサービスをワンストップで提供しようとする総合プラットフォームへと発展してきました。
大口の注文にも耐えうる流動性と手数料収益の一部を使ったRAY買い戻しシステムは、他のDEXにはない個性を放っています。

今後Pump.funをはじめとする競合の動向に注意する必要はあるものの、Solanaのインフラ的存在としてRaydiumが依然強い影響力を保持していることでしょう。

利点の多いRaydiumですが、DeFiである以上ハッキングリスクや価格変動リスクはつきものです。
RAYトークンに投資する際は、市場全体の状況やSolana自体のロードマップにも目を配る必要があります。流動性提供で得られる報酬と引き換えにインパーマネントロスが発生する可能性もあるため、事前にリスク許容度を考えたうえで運用することが大切です。

ガバナンスへの参加やコミュニティの情報共有を通じて、プロトコルと歩調を合わせながら堅実に活用すれば、RaydiumはSolana上でも有力な選択肢となるでしょう。

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