Bybitの15億ドル規模のハッキング被害をSafeWalletが詳細報告

​暗号資産取引所Bybitが1.5億ドル規模のハッキング被害に遭い、SafeWalletが詳細な事後分析レポートを公開した。

調査によれば、ハッカーはSafeWalletの開発者のAmazon Web Services(AWS)セッション・トークンを乗っ取り、多要素認証(MFA)を回避して不正アクセスを実行した。

具体的には、攻撃者は開発者のMacOSシステムにマルウェアを仕込み、アクティブなセッション中にAWS環境へ侵入した。 この攻撃は、北朝鮮の国家的ハッカー集団によるもので、19日間かけて計画・実行されたとされる。

SafeWalletは、スマートコントラクト自体には影響がなかったと強調し、今後のセキュリティ強化策を講じる意向を示している。 一方、FBIは北朝鮮がBybitから約15億ドル相当の仮想資産を盗んだと発表し、関連ウォレットアドレスの取引をブロックするよう呼びかけている。

この事件は、暗号資産業界におけるセキュリティ対策の重要性を再認識させるものであり、ユーザーとプラットフォーム双方にとって警鐘となっている。​

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