DoubleZero、ブロックチェーン向け代替インターネットを目指し、2025年下半期にメインネットローンチ予定

ブロックチェーン向けの新たなインターネット代替ネットワークを目指すDoubleZeroは、2025年下半期にパブリックメインネットのローンチを計画している。​同社は、2800万ドルの資金調達ラウンドを完了し、テストネットベータ版を開始した。

DoubleZeroは、ネットワーク運営者が未使用の帯域幅をブロックチェーンなどのシステム向けに活用できる専用ネットワークを構築している。​共同創設者のAustin Federa氏は、プライベートネットワーキング技術をブロックチェーンや分散型システムに提供し、物理的なファイバーネットワーク上でデータへの平等なアクセスを実現することを目指していると述べている。​同氏は以前、Solana Foundationの戦略責任者を務めていた。​

現在、DoubleZeroはシンガポール、東京、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドン、アムステルダム、フランクフルトの7都市でテストネットを運用しており、Jump CryptoやDistributed Globalなどがファイバー提供者として参加している。​このネットワークは、ブロックチェーンのボトルネックとなっているネットワークとデータ転送層の課題を解決し、分散型システムの大規模な展開を支える新たなファイバーインフラを提供することを目指している。