
米ドル安が暗号資産市場に好影響、2025年第2四半期に期待高まる

米国の著名な暗号資産アナリスト、ラウル・パル氏は、米ドルの価値下落が暗号資産市場にとって好材料であり、2025年第2四半期および後半にかけて市場の活性化が期待できると指摘している。
米ドル指数(DXY)は2月5日以降、2.79%下落し、104.258となっている。これに伴い、ビットコイン(BTC)は同期間に約6%上昇し、91,860ドルで取引されている。パル氏は、ドル安、金利低下、原油価格下落が金融環境を緩和し、リスク資産にとって好ましい状況を作り出していると分析している。
歴史的に、ドルの弱含みは投資家が資産保全のために暗号資産などの代替投資先を求める傾向がある。COVID-19パンデミック時には、米ドルの弱体化に伴い、ビットコイン価格が5,000ドルから60,000ドル以上に急騰した例がある。現在のドル安が続く場合、暗号資産市場にとって追い風となる可能性が高い。