「ビットコインは年内に18万ドル到達」著名ベンチャーキャピタリストが強気予測

暗号資産投資家でベンチャーキャピタリストのDan Tapiero氏は、米連邦準備制度理事会（FRB）が「偶然のデータに関係なく」利下げを行う前に、株式市場はさらに10％程度下落する可能性があると予測している。

Tapiero氏、ビットコインは年内に18万ドルに到達すると予測

Tapiero氏は、仮想通貨インフルエンサーのScott Melker氏との最近のインタビューで、ビットコインの価格が18万ドルに到達するとの見解を示した。

ビットコインがこの大きな価格目標に到達するタイミングについて、Tapiero氏は次のように語った。
「一部の人々はもっと強気な見方をしているが、この強気相場のフェーズでは、今年中、あるいは来年の初めに18万ドルに到達する可能性があると考えている。ただ、私は今年中の方が可能性が高いと思っている。」

市場心理の変化と現状の評価

Tapiero氏は、ビットコイン市場の心理的な変化にも言及した。

「市場というのはそういうものだ。10万ドルのときには85％から90％の投資家が強気だったのに、今ではどうだ？たった15％だ。そして、人々は絶望して世界の終わりだと考えている。でも実際には、ビットコインは8万ドルで、18カ月前と比べて2〜3倍の水準にある。これは非常に驚くべきことだ。」

Tapiero氏は、FRBの利下げによって市場が再び大きく動く可能性を示唆しており、ビットコインのさらなる急騰の余地があると見ている。

まず、FRBの利下げが市場に与える影響は大きいです。金利が下がることで、リスク資産への資金流入が加速し、ビットコインなどの暗号資産にもポジティブな影響を与えるでしょう。これまでの相場でも、金融緩和局面ではビットコインの価格が大きく上昇してきた歴史があります。

さらに、ビットコインの強気相場は過去のサイクルと比較してもまだ完全には終了していないと見られます。現在8万ドル付近で推移しており、過去18カ月で2〜3倍に上昇していることを考えると、Tapiero氏の見解には一定の根拠があります。

ただし、市場の心理的な変動には注意が必要です。Tapiero氏が述べているように、以前10万ドル付近では強気派が90％近くいたのに対し、現在は市場の楽観ムードが冷え込んでいます。この状況下で、再び強気のトレンドが戻ってくるには、明確な上昇材料が必要です。その意味でも、FRBの利下げはビットコイン市場の再活性化に大きな役割を果たす可能性があります。

総じて、Tapiero氏の18万ドル予測は決して誇張ではなく、今年中にビットコインがさらなる急騰を見せる余地は十分あると考えています。ただし、投資家は市場のボラティリティにも十分注意する必要があります。