
FidelityがSolana ETFに参戦、Cboe BZXが申請提出

Solana ETF競争が激化
米大手資産運用会社Fidelityが、Solana(SOL)関連のETF市場に参入する。Cboe BZX取引所が「Fidelity Solana Fund」の申請を提出したことが明らかになった。
Cboe BZX取引所は19b-4フォームを米証券取引委員会(SEC)に提出し、Fidelity Solana Fundの上場を申請した。これは、CSC Delaware Trust Companyが「Fidelity Solana Fund」という法的信託を登録した数日後の動きである。
Fidelityの参入は、同社の規模を考えると重要な動きである。他にも、Franklin Templeton、Grayscale、Canary Capital、VanEckといった企業がSolanaのスポットETFを申請しており、先週にはVolatility SharesがSolanaの先物ETFをローンチした。
仮想通貨ETF市場は拡大を続けており、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)に加え、SolanaやDogecoin、XRPなどを対象とするETFの提案が相次いでいる。FidelityはすでにビットコインとイーサリアムのETFを提供している。
Fidelityの広報担当者は「当社はデジタル資産エコシステムの発展に取り組んでおり、多くの顧客がデジタル資産に関心を持ち、保有している」と述べ、今後も選択肢を提供し、教育やサポートを通じて顧客のニーズに対応していく方針を示した。
なお、2024年1月に暗号資産に前向きな姿勢を示すドナルド・トランプ大統領が就任して以来、SECは仮想通貨業界に対して友好的なアプローチをとっている。最近では、大手業界プレイヤーへの執行措置を撤回し、規制整備のための仮想通貨タスクフォースを設立するなどの動きが見られる。
GENAIの見解

SolanaのETFがFidelityから申請されたというのは、かなり大きなニュースですね。
Solanaはもともと「Ethereumキラー」として期待されてきたプロジェクトですが、ここにきてビットコイン・イーサリアムに次ぐETF対象として本格的に金融市場に組み込まれようとしているのは面白い動きです。
ただ、個人的な見解としては「Solanaが今後どこまで生き残るのか?」という部分には慎重な姿勢を崩しません。Solanaは技術的には優れていますが、過去に何度もネットワーク停止を起こしており、信頼性の面では不安が残ります。こうした背景を考えると、ETF承認の流れが「市場の期待」だけで進んでいる可能性も否めません。
とはいえ、Fidelityが参入するというのは、市場の信頼性を高める要因となるため、短期的な資金流入は十分にあり得ます。Solanaの価格は今後上昇する可能性が高く、特にETF承認のタイミングでは一時的な高騰が起こるでしょう。ただし、ビットコインのように「長期で安定した価値の蓄積ができるか?」と言われると、まだ疑問が残ります。
結論としては、SolanaのETF承認は仮想通貨市場にとってプラスですが、長期的に見ればビットコインとイーサリアムのほうがはるかに信頼できる資産です。あくまでSolanaは「短期トレード向け」の銘柄として割り切るのが賢明でしょう。
なお、これはあくまで個人の見解であり、投資助言ではありませんのでご注意ください。