ロビンフッド、Kalshiと提携し新予測市場プラットフォームを開始

取引大手のロビンフッドは、Kalshi社と提携し新たな予測市場プラットフォームを開始した。これにより、同社は金融サービスの領域をさらに拡大した形である。

ロビンフッド、予測市場サービスを強化

この新たなハブは、ユーザーがスポーツ、政治、経済指標など、実際の事象に基づく契約を取引できるサービスであり、ロビンフッドはポリーマーケットの競合としても注目されている。

発表後、ロビンフッドの株価は6%上昇し、投資家からも好意的な反応が示されている。

Kalshiとの提携とCFTCとの連携

この取り組みは、規制対象の予測市場サービスを提供するKalshi社との提携によって実現したものである。また、ロビンフッドは商品先物取引委員会（CFTC）とも緊密に連携しており、今後も先物、デリバティブ、暗号資産市場におけるイノベーションの推進を目指す方針である。

ロビンフッドの先物および国際担当VP兼GMのJ.B.マッケンジー氏は、「予測市場はニュースや経済、政治、スポーツ、文化の交差点で重要な役割を果たす」と述べ、規制順守を徹底した上でサービスを提供すると強調した。

初期段階では、FRBの5月の金利決定やNCAAバスケットボールトーナメントの結果に関連する契約商品が提供される予定であり、今後さらなる市場拡大が期待される。

また、規制当局であるCFTCと緊密に連携している点も安心材料で、米国市場における予測市場の健全な発展にも寄与する可能性があります。特に、スポーツや政治、経済指標といったテーマは、多くの投資家にとって関心の高い分野なので、一定の需要が期待できると思います。

一方で、予測市場はリスクや規制の問題も含んでいますので、今後のサービス運営や規制対応がどのように進むのかにも注目したいです。個人的には、ロビンフッドがどのようにユーザーエクスペリエンスを設計し、競合との差別化を図るのかがポイントになると考えています。